(13年より前の出来事です。サガの乱前)
「おーーい、サガーー?」
サガを小用で双児宮を尋ねたアイオロスはふと足を止めて気配を探った
微かに艶やかなサガのうめき声が聞こえてくるではないか!?
ロスはそれにドキドキムラムラしながら声のするほうに忍び足で近づいた
(サガラブのアイオロスは密かにサガの尻を狙っているのだ!)
『うう…はぁ…あ、ダメかぁ……な、ならばっ……ッッくうっ!』
自慢のウマナミをギンギンに滾らせながらロスはいやらしい声のする部屋を覗いた。
す、すると何と!サガがあらゆる所を縛られて悶絶しながら身をくねらせていた!(←ホントはカノン)
『あ、ああ…もうちょっとなのにぃ……ウンッ…ウンッ…』
(はぁはぁはぁ!す、すごいヤラシイな、サガ!も、もうちょっとでイケるのか!?)
『は、はぁ…い、痛いっ く、食い込む…アアッ』
(ど、どこに食い込んでいるんだハァハァ!ああ…サガ!)←ホントはカノン
あの、神のように清廉なサガがこんないけない一人遊びをするなんて!
そのギャップに鼻血を吹き出しながらロスも喘いだ
だがその時背後に気配を感じる。振り返ればミロとアイオリアだった!!
リア「にいちゃーん何してんの?遊んでくれるって約束は?」
ミロ「あ!魚さんゴッコ!俺もぉ〜〜はぁっはぁっ(パクパク)」
『ア…アウッ いけるっ…ここだぁ……』
その時部屋から一層切羽詰まったサガの声が聞こえてアイオロスは二人を抱えると光速で双児宮を飛び出した!
両脇にふたりを抱えながら飛び出せばアイオリアが心配そうに兄を見た
「に、兄ちゃん…大変だ、すごい腫れてる!鼻から血も沢山…」
腫れてるとはモチロン自慢の暴れん坊(童)だが、それが硬くなるとは知らぬ弟は心配に泣き出した
ミロもビックリして泣き出した。そして何故かそこに…
「アイオロス…?」
サガがいた!さっきまでの妖艶さがするりと消えたサガが神のような微笑みを潜ませロスを見る
え、ええ!?早すぎないか?もうイッたのか!?と思いながらキチンと聖衣を纏ったサガをロスは見上げた
だがタイミングの悪いことにサガ大好きのミロがウワーンと泣き濡れながらサガに抱きついた
「ロ、ロスがお魚さんゴッコしてたら腫れちゃったの!」
「う、うわーーーん!兄ちゃんが死んじゃうよッ変なコブみたいなのが出来ちゃったぁ」
リアまで言うので俺は隠せず、何も言えなくなる。
サガが俺を無表情でじっと見つめた後(サガが一番怒っている顔)ミロとリアに目線を合わせて質問をした
サガ「…ミロ、お魚さんゴッコって?」
ミロ「ウン…ロスがね、ひっく…お魚さんゴッコしようってはぁはぁしながら俺を持ち上げたの」
待てっ!!それはお前が勝手に言ってただけじゃないかっ!!
リア「ひっく、あ、そういえば痛くて食い込むって言ってたぁ」
ままま、待てっ!!そんな事まで聞いてたのか!?それにそれは俺じゃなくてサガがっ!!
だがサガのコスモが燃え上がる…み、見られたのを怒っているのか!?ああ、や、止めてくれサガッ!!
「子供に…しかも自分の弟にまでか。悔い改めろ…出来ぬなら、死ね!」『ギャラクシアン・エクスプロージョン!!』
アイオロスは星々と共に砕けそうになりながらも暫くした後生還した。
その手には聖域外で入手した『これで貴方も緊縛師・縛りのハウトゥABCD』という本が握られていたという。
―で、真実―
「クッ…カノンめ、また逃げた」
双児宮を抜け出して悪事ばかりする弟を折檻した後転がしておいたのだが、縄を抜け出して逃げていた。
ギリギリと歯噛みした兄は書店で購入した忌まわしき本(これで貴方も緊縛師・縛りのハウトゥXYZ!)をパラ読みし
頭に叩き込むとそれを燃やして処分した。(←兄は凄い頭脳の持ち主なのでパラ読みですぐ記憶出来る)
そして今日も難解な技術で縛られ転がされたカノンは痛みに喘ぎながらもぐねぐね蠢き縄抜けを試み
それをこっそり眺めてハァハァ喘ぐ鶏がいた。
※やがてカノンは逆海老縛り(ホグタイ)で縛られ縄抜け不可に。
自分で書いときながらロスの扱いがひでぇな…とか思ってます。あ、因みにこの話緊縛の後に書きました。
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