Magic earth 〜シャアとアムロと時々カミーユ・そんでもってジュドー〜
パーティー
めのまえに いっかくうさぎがあらわれた
アムロはじーとみている
カミーユはじーとみている
ジュドーはじゅもんをとなえた!
イ・オ・ナ・ズ〜〜〜〜〜ン!!!!
しーーーーーーーーん
しかしなにもおこらなかった。
「「アホかーーーーーーー!!!」」
ぱこ〜〜〜〜ん!
会心の一撃!会心の一撃!!じゅばばばっ――――!!!・・・ジュドーHP:01
アムロとカミーユが同時に突っ込みを入れると一角ウサギは逃げていった。
***ダンジョンその1〜パーティ岬の洞窟へ入る〜の巻き***
*アムロ *カミーユ *ジュドー *合わさった声 *??? でお送りします。
「あのねえジュドー 君はなんでここに来たんだっけ!?」
「痛いよアムロさ〜ん・・・ 何って、俺の修行でしょ?」
「そう!なのにメラひとつ唱えられないのに何大技披露してるのさ!?」
「ええ!?・・・ジュドーってメラ出来ないのか??」
「ホイミもね。試しにジュドー、ホイミ自分にかけて」
「ええ!?アムロさーん(泣)」
「いいから」
「ホイミ…んん〜〜!ホイミホイミ!ベホマズンーーー!!!」
しーーーーーん
「う…うそだろ?ジュドー?…だって、MPあるよな…」
カミーユの問いに恥ずかしかったのかジュドーが頬を染めながらアムロにわたわたと詰め寄って
だまってて、て言ったのにしぃー!と人差し指を立てる
それを無視してアムロは力なくカミーユに告げたのだった。
「マジ。ジュドーは呪文からっきし。 だから今日は初歩のメラとホイミをさ・・・・」
「えええ〜〜!?すみませんアムロさん、俺コイツがアムロさんとこ行ったって聞いたんですけど??」
「ん、そう。俺を訪ねに来たのは本当だよ 腐海の森の途中まで来てた」
「あ、じゃあ武道の方専門か!ジュドーお前って見かけによらず強いのか」
その言葉を聞いたアムロがちょいちょいと指を曲げてカミーユを呼んだ
ジュドーは居心地が悪そうに体をもじもじさせている
アムロがそっとカミーユに言った。「ステータス見てみ?」
その言葉にカミーユはジュドーの“つよさ”を覗いてみた。
「ううう・・・嘘!? 職業:商人? レベル:8 ・・・ああ!転職したとか!?」
「・・・いんや。転職無いみたい。 こんなんで俺んトコ来るなんて無謀だよね〜」
「無謀って言うか無理ですよ。 どうやってそこまで行ったって言うんです?」
「運のステータス見て?ジュドーに聞いたら逃げまくってたって」
「うわ〜 運だけ255?MAXじゃないですか。何でだよ?」
「え〜と、あの、穴ほってたら木の実が沢山出てきまして、それ食べたらこうなったというか・・・」
「「ラックの実か!!」」
「確かそんなヤツでした。…もう!それよりどこで修行するんです!?アムロさん」
「はいはい、急がない。今日のダンジョンはアリアハンから近い岬の洞窟で〜す」
「なつかしいな〜!俺とクワトロ大尉が初めて逢った場所なんですよ、ココ」
「誰だよ…クワトロ大尉って奴はさ…ブツブツ」
「ん?何だよジュドー??」
「はいはい。ヤキモチは後後!まずはこの世界の基本…!村や町で装備を調えるぞ」
「それはいいですけど…俺、びた一文出しませんからね」
「うわっセコ…!」
「大丈夫。ちゃんと俺が出すからさ」
「イヤッホーーーアムロさん大好き! でもさ、アムロさん」
「ん?」
「なんでアムロさん…スーツとか着てんの?」
(うっ…!こいつ俺が聞きたかったけど聞けなかった事を易々と聞いている!!!)
「だってさ、これだったら目立たないだろ?」
「え!?(もしかしてこの前町に降りた時のフライトジャケット姿もそういう理由!?)」
「え!!?(冒険者に混ざったさえないスーツ姿ほど目立つモノはありませんよアムロさん)」
「もう…、いいじゃないか。今日はジュドーの修行なんだから俺は付き添いなんだよ」
何故か照れたアムロさんは“こんなトコ丸腰で十分なんだよ”とかブツブツ言いながらアリアハンの城下町にさっさと入ってしまった。
「まってよ〜アムロさんーー 俺の装備のパトロン様〜〜〜」
(ジュドー なんてたくましい奴…!)
***ざっざっざっ***(←町に入った音)
「コレとアレとソレね」
「ええぇ!?」(サザエさんのマスオさん風驚き声)
店員は気にせずジュドーに皮の帽子・布の服・ひのきのぼうを身に付けていった…!
「ジュドー 薬草一個で構わないだろ?」
「ええぇ!??」(サザエさんのマスオさん風驚きポーズ)
店員は気にせずジュドーのかばんに薬草を一個入れた…!
店員「締めて105Gでございま〜す」
「…チッ(皮の帽子が高かったか)」
「(え!?今舌打ちしなかった!?)アムロさん…!?」
(なるほど…似た者師弟かっ…!)
カミーユが納得しているとアムロが不愉快そうな顔をころっと変えて明るく言った
「よし!ダンジョン出発だーーー!」
「えええええぇえーーー!?!?(泣)」
「(さすがっ白い悪魔…!)ジュドー泣くなよ。ダンジョンでいい物が見つかるかもしれないだろ?」
「ううう…カミーユさん、岬の洞窟で宝箱見つけたら俺にくれます?」
「(…凄い根性だ!)ああ、いいぜ。ジュドーお前に全部やる」
「うう…カミーユさん、ありがとう」(やっりぃーーお宝全部ゲトォォォ)←心の声
「気にするな」(ってか、あんな初歩のダンジョンでめぼしい物なんて無いしな)←黒カミ
「はいはい(←2人の心の声が聞こえた)では岬の洞窟に出発進行〜〜!」
「「(出発進行〜〜!?…古ッ)」」
「…あ!待ってよ〜〜俺HP:1だからっ…」
ジュドーは薬草を頬張った
ジュドーのHPが全快した…!
***ざっざっざっざ***(←岬の洞窟に入りました。)
「あっれ〜〜??おかしいな?なんで敵が出てこなかったんだろう?」
「そうですね…普通出てきますよね、敵…」
アムロとカミーユが不思議そうに首を傾げ、何やら妖しい動きのジュドーを見守ってみた。
ジュドーは頻りに鼻をひくひくとさせている。
「…むっ!お宝は三つかっ!」
(ええっ!アイツ商人ですよね…!?それにLVが…)
(しかもこのフロアー以外の宝箱を…やるなジュドー)
「…あ!(ピキーン!)←ニュータイプの閃き」
(あいつ何だ?いきなり穴を…あ!!)
(1G…しかもナイショでポケットに入れてるし…)
すりすりすり・・・すりすりすり・・・・
「あっっっっっ!!」
「この大馬鹿たれーーーー!!」
アムロのこうげき!
会心の一撃がジュドーを襲うッ……!!!
しゅばばばばばばしゅばばっ!!!
カミーユがアレイズを唱えた
ジュドーは何とか生き返ったようだ。
「な、何だよアムロさん〜〜 俺一瞬三途の川ってトコで脱衣婆と交渉してる夢を…」
(夢なのか…?ほんとにそれ夢なのか…?)
「ダメだろジュドー!“とうぞくのあし”なんか使ったら修行にならないじゃないか!」
「…あ、そっか。てへ☆何かクセになっちゃってるみたいで」
「もう、気を付けてくれよ?」
(え?ジュドーって商人LV8なんだろ…?)
その時、何かを感じたアムロがはっと後ろを振り返る
…だが、そこには何もいなかった。
(あれ?…気のせいか?何だか覚えのあるプレッシャーが…)
「アムロさん?階段降りるんですよね?」
「あ、ああ。…よし、ちゃっちゃと降りて呪文ゲットだね」
「それにお宝も!お宝♪お宝♪」
洞窟を降りていったパーティーを、影からのぞき見る魔物が一匹。
彼は不敵に微笑んで後をそっと追っていく
「やはり変わっていないな…アムロッ!気配をこれだけ消しても気付いてしまいそうとは…」
ニヒルに振る舞えば振る舞うほど…彼はどうしようもなく道化であったと誰が言えよう!
冒険は続く…!
はっちゃけたテンションで続きます。長くなった上に読みにくい〜〜!
“とうぞくのあし”は敵と遭遇しにくくなるんだとか。しかも職業“盗賊”のスキル
FC世代にはなじみがないですよね。私も実は知りません(笑)