おまけ 「カノン、時間が無いだろ。服持って俺の所でシャワーを浴びていけ」 飯を用意する、と誘われたのでならばと双児宮から荷物を持って上がった。 獅子宮でアイオリアと別れる 「じゃあ、ガンバレよ」 「ありがとう、歓迎会 楽しかった」 礼を述べるとアイオリアがいつもの磊落な笑みで返してくれた。 天蠍宮でシャワーを浴びる。ミロが何やら微妙に緊張していたのが気になった。 ? 自分から誘っておきながら……。あまり私室に人を入れるのを好まない質のようだ なので案内された以外に興味を持たないと振る舞う それにミロがホッとしていた シャワーから出ると髪にもタオルを巻き付けて用意されていた食事にありつく。 ミロの所は従者を入れてないみたいだが食事は用意させてるようだ 宮に良く飯が届けられているのを目にする。掃除は出来てもさすがに料理は出来ないらしい。 『おーーーーい、かのーーーーーん!かのーーーーーーーん!』 何だ?風呂場からミロが呼んでいる? パンをかじりながら見に行ってやるとシャンプーが切れたとの事。 言われた場所をあさって物を見つけると扉越しにミロに渡してやる 「ん、悪いな」 「……………ああ。」 ………………… ………………………何だ? …なんで俺は、 ……男の裸に動揺なぞしている?? …ああ、あれだ。 ミロも髪が長いから女っぽく見えたのか、も……… いや、髪がまとわりついてた身体は、筋肉だ… ん、……おいおい、 馬鹿か、俺は……… 何で反応なんかしているんだ?? オイオイ…冗談は止めてくれ アレか、アレだ…… 疲れマラだ。 そうだ。 …きっとそうに違いない。 何故だかシャワーの音まで艶っぽく聞こえてきたのでその場を急いで後にする …なにか、俺はたまっているのか? そうかもな、……明日辺りどこかその辺で遊んでくるか…。 とにかく、鎮めつつミロを待つ。 だが風呂から出た半裸のミロや、そのミロのシャンプーの匂いに高まりそうになったので、 置いてあった書類に目を通しながら飯を食う。男の生理は時に不思議だ。 「教皇、この予定なのですが少々無理があるのでは?どうでしょう補佐官殿」 さっきまでの不良ぶりを何処かにきれぇに隠したミロが俺に言う きっちり詰め襟の法衣で 朝帰り?とんでもありません。 みたいな態度で。 だが分かった事がひとつ お付きの神官が出て行くとミロの言葉遣いが戻ったのだ。 「なぁ、これは無理だろ!? シャカ!お前処女宮直したいからってこれじゃ雑兵死ぬぞ?」 「雑兵が何人死のうが構わぬが?」 「ああ違う、重機を入れるから平気なんだ。その予定でいけるはずだ、雑兵も死なん」 「なんだよ、めちゃビビッたぞ?」 どうやらミロはコッチが地……なんだよな? でも、どっちでもいいさ お前がここにいてくれるなら。 側にいてくれるならそれでいい… そう思うと退屈な毎日が急に輝きだした いや、もう輝いていた お前が現れた、あの 運命の日から。 |
不意な事で反応してしまったノンタン…さてこの後彼はどうなるのやら。(あ、でも最初にこの後書いてますね。笑)
こちらのミロは猫かぶり わりかし優等生なお人です。リアとも仲良し!
料理は運ばせて掃除に人を入れないミロ