K「何、短編を一本書け?」

店長「はい、Kの熱烈なファンからリクエストがありまして。是非にとの事です」
K「フ、ファンか。悪い気はしないが報酬はあるんだろうな店長」
店長「はい。それはもう!」
K「では、書いてやるか」














火照る躰 身悶える蠍座  ミロの寂しい夜の過ごし方







海皇企画 こさそり制作委員会発行
代表:四井 龍











「は、あ… かのぉん」
ミロは火照る熱に耐えられず、遂に愛しい恋人の名を呟きながら張り詰めた箇所を握りしめた
ミロのチンポはカノンを思い、だらしなく先を濡らしながら快感を待ちわびていた。
今カノンは任務で聖域外だ。戻ってこれても明日の朝になるだろう
(分かってた筈なのにぃ…)
ミロは自分の奔流する衝動に泣きそうになった。熱が欲しくて堪らない。誰かとSEXしたくてたまらなくなってる。
だけどカノン以外じゃもうこういう事はしたくない。だから今日ぐらいは我慢しようと思っていたのに…。
だけれど長年教え込まれた悪癖はどうしようもなくミロを苛ませる
腫れたようなミロのチンポは手を触れれば電流が走ったように震えが来た
そのままゆっくりと擦って切なく恋人の名を何度も呼ぶ

「かのん、かのん〜〜 はやく、帰ってきてぇ〜〜」
涙声とは裏腹に教え込まれた官能がミロをじくじくと蝕む
手はいつの間にか両手になり、竿を擦り上げる片手を尻目にもう片方の手で玉をそっと触る
すごく気持ちが良い。ミロは瞬間我を忘れてそれに没頭した
慣れた行為はミロを無意識の内に違う世界に招き入れた。…これは、そう。サガに教えられたやり方なのだ。
『こうやれば気持ちよくなるんだよ、ミロ』
思い出した声は想い人にそっくりだが、全然違う響きのもの
幼い頃よりミロにいけない遊戯を覚え込ませた、サガのもの
それにミロはふるふると首を振り、必死にカノンの声を思い出そうと試みる。
あの、優しく自分を労る 温かくも凛々しい声を
『ミロ、愛している』
その声にミロは胸が一杯になって、シーツに頭を擦りつけながら微笑んでいた
だが、存分に仕込まれた躰は前を扱くぐらいの刺激では物足りなくて。
「ああっかのん…おれ、いけない事しちゃうよぉ はやく…帰ってきてぇ」
玉をやわやわと揉み込んでいた片手はそっと後ろへ回される
足をいっぱいに上げて海老のように反らされた背、そっとミロの小さな指が伸びていって…
「かえってきて、かのん みろを… いっぱい、いっぱい しかってぇ…」
ゆっくりと指が一本飲み込まれた。ミロのアナルは発情してヌルヌルに濡れていた

その頃双子座のカノンは金色の聖衣と純白のマントを颯爽と翻し階段を登っていた
向かうは天蠍宮 もう夜も遅いが、ミロがずっと自分を待ちわびているのは分かっていた
ミロは独り寝が出来ない躰なのだ。
付き合い始めた時は驚いたが、この双子座のカノンも男盛り。
ミロの可愛らしいエッチな躰が嫌いでは無かったし、これはミロに悪戯などでは済まされない行いをした不詳の兄の結果なのだ
だからその性癖は哀れでもあり、…また愛しくもあった。激しく求められて嫌な男はあまりいない
無人の天秤宮を抜けミロのコスモを感じカノンは微笑む
その笑みはただでさえ姿形の良い双子座のカノンを一層引き立てる物となった
世界中の女を蕩かすような、甘い響きで恋人の名を呟く
「ミロ、もうすぐ行くからな」
後少しで天蠍宮、恋人はきっと自分を待ちわびて躰をモゾモゾとさせている頃だろうなと足早に階段を登っていった

「はぁ…はぁ…だ、だめっ足りないよぅ」
自分の指では足りないミロはオモチャ箱からディルドを取り出す。大きな吸盤が付いたディルド
壁に固定された鏡にディルドの吸盤を吸い付けて、ミロは四つんばいになってそれを入れようと頑張った
だが、つるつる滑って中々上手く入らない。ミロはそれに子供のように泣いた
張り詰めた性器は熱を吐き出したいのに吐き出せない。それは拷問以外の何物でも無い
意識が朦朧としていた。不意に自分と長い間関係を続けていたカミュの事を思い出す
『ミロ…前で達する事は許さない。肛門だけでイク事がお前は出来るのだろう?』
「ゆるして…ゆるしてカミュ」
『…ダメだ。ほら、これを使え…前で達してみろ?お前の指をへし折ってやる』
ミロは震えた。現実と過去がごっちゃになってミロを苦しめる
(いっちゃだめ…いきたいけど、だめ。は、は、ダメダメ う、うん…)
前を握った手は無意識に爪が立てられ小さな血の筋が伝う
丁度その瞬間 鏡に突き立てられたディルドがゆっくりとミロを捕らえて…
「あ、あああああああ〜〜〜〜〜〜〜っっ」
ミロにゆっくりと埋め込まれた。歓喜と苦しみ、切ない思いでミロは誰かの名を呼んでいた
「かのんっかのんっかのん!」
自分から無意識に出た言葉に、ミロは泣きながら顔を覆った。ひっくひっくと幼く泣き声をあげる
「かのんっかのん!おれ、おかしくなっちゃう!!はやく帰ってきてぇえ」
腰は無意識に蠢き、片手を口に突っ込んで物足りない舌を慰める
ミロはぴんぴんに尖っていた胸をゆっくりと撫でて、カノンがしてくれる愛撫を思い出そうとした。

『ミロ、いっぱい気持ちよくなっていい』
カノンが自分に微笑んだ気がする。その幻にミロは泣きながら微笑む
ディルドを飲み込んだミロの尻の穴はひくひく震えて喜んだ。
締める瞬間何かが押し込まれてそれがとっても気持ちよい
乳首が手に触れる度はぁはぁ声が零れていく 胸を震える手で慰めた
『乳首が気持ちいいのか?ミロ』
「うん、きもちいいのぉ…かのんもっとして?みろのちくびぃちゅーちゅーすってぇ」
カノンが胸をちゅうちゅう吸ってくれる感触を思い出して勃起が激しくなった
ディルドをもう一本取り出し口で愛撫を。鏡の方の玩具はゆっくりと腰をゆすって内臓に出し入れする
『ミロ、ミロ、一人でするときはこれを使ってごらん?』
それは愛しい人の声なのに、何だか違くてミロは混乱した。だが慣れた手はオモチャ箱からある物を取り出す
柔らかくて繊毛の付いた長いもの 適度に腰があるくにゃくにゃとしたヒモのような玩具
『ミロのおちんちんの穴に入れたり出したりしてごらん?』
「ウン…か、のん?」
ミロは幼い顔で頷いてそれを入れた。僅かな痛みに全身が泡立つ
だが、中までそろりと忍ばせると繊毛がミロの尿道を容赦なく刺激して、
「アアアアアアアッッ あひいっ ひいいい〜〜 」
ミロを狂わせた。射精よりも苦しい快感、全身の筋肉は弛緩しながらもガクガクと揺れた
「あああっ みろのっ みろのおちんぽぉ へ、へんンっ」
どうにかなりそうでゆっくりと引き抜こうとしたけれど、みろのおちんぽは腫れ上がって中々抜けない
脈打つ瞬間ちょっとだけ動かせたがそれが更なる快感を生んだ。トロッと透明な液がヒモから伝って滴り落ちた
腹からどうしようもない熱が生まれてそれが尻までやって来て前立腺の奥がカッと熱くなる
その熱に翻弄されてビクビク躰を震わせていると、目の前に何かの気配が。
視線を上げると自分を見つめるカノンの姿
「ミロ」
その眩しいぐらいのカノンの姿にミロは切ないぐらいに喜んだ
そしていっぱいの嬉しさと、頭の何処かで堪らない羞恥を感じる。
キチンと聖衣を纏い一糸乱れぬカノンの姿
それとは対照的な乱れきり粘液や涙、性欲に溺れた自分の情けない姿…
尿道を犯す玩具がミロを苦しめる
ミロの心とは裏腹な体は、苦しいまでに勃起して快感と痛みをミロに忙しなく伝えた。

「ミロ」
天蠍宮に入り俺は驚く。ミロが激しい独り遊びに興じていたから
それを見られたミロは一瞬ぱっと歓んだ後、羞恥を感じ身を縮こまらせて俯いた
ああ、馬鹿だなミロ 俺は聖衣を脱ぎ捨てながら絶望したような表情のミロに触れた
はっとした後にアンと可愛らしく声を上げる。泣いているミロの顔にぐっと来ながら唇を貪った
「待たせたな、今良くしてやるから」
ゆっくりと頭を撫でてやりながら全身を愛撫する。それにミロが耐えきれずアンアンよがった
マシュマロの様な尻をゆっくりともみ上げてよく見えるように拡げてみれば、
鏡に備え付けられた玩具を飲み込む様が丸見えになった。それに息を呑みながらもミロに囁く
ミロは俺の声が堪らなく好きなのだ
「こんな物をくわえ込んで。ミロ後ろを見て見ろ、どうなってる?」
「は、あああ! み、みろのおしりぃ いっぱいひらいたのぉ、みえうぅっ」
「そうだな、ミロのケツマンコが ぱっくり開いちゃってるな」
ゆっくりと腰を掴んで揺すってやればディルドの凹凸でミロのアナルが卑猥に形を変えた
それに俺は舌なめずりをする。ああ、早くミロのケツ穴をグチャグチャに犯したい

下肢を寛げればミロがカポカポと舐めしゃぶった。濃厚な舌使い、俺はそれを味わいながらミロをゆっくりと眺めて揺さ振った
鏡の姿にそそられる。その時ミロの体がひっきりなしに痙攣した。俺を深く深く飲み込んで愛撫する
「いったのか?」
口から抜いて優しく体を撫でさすった。だが痙攣は中々治まらない
ふとミロの下を見てみると、ミロのチンポから何かヒモのようなものが出ていた
チンポに触れれば、ミロがひいひいよがりまくる。良く見て気が付いた。ミロは尿道にオモチャを押し込んでいたのだ
「こんな事までして」
ミロをディルドから引き抜く、
「悪い子だな、ミロ」
そして鏡がよく見えるように俺の上にゆっくりと座らせた。そして間髪入れずにゆっくりと腰を上下させる
「ああああ〜〜〜〜 のんっ だめだめぇ!!みろしんじゃうっ」
耳にキスを。甘噛みしながらそっとミロのおちんぽを撫でてやる
「大丈夫だ。このままの方が死んでしまうぞ?」
そっと撫でていた手をゆっくりとヒモに滑らせる。ミロがガタガタ快感に震えた
「ひいいいっっ!かのんっ かのおんっ だめだめっだめぇッッ」
「大丈夫だ、ああ…ミロ、お前のケツが凄い。俺もおかしくなりそうだ」
「アア――――――――ッ」

ゆっくりと引き抜けばミロは背を反らせて舌を付きだした
鏡に映る姿が卑猥で俺は腰を滑らかな動きで上下させる
ヒモを引き出すとぴゅっぴゅっと小さく吐き出されるミロの精子
鳥肌を立てて硬直したミロは生殖器を付きだして吐精に合わせて体を痙攣させる
ぐにゅぐにゅに蠢く尻の穴は、まるで別の生物のような動きで俺を翻弄した
「あうンっ」
「出るぞミロ!」
抱きしめながらミロに肛内射精をする。
その刺激に僅かに残っていたミロのミルクがぴゅくぴゅく飛び出てチンポを艶めかしく飾った
その様を鏡によって余すことなく眺めた俺はまた高まりそうになったが、ゆっくりと引き抜きミロにキスを贈る
「気持ちよかったか?」
答えはない ミロが目を見開いたまま意識を失っていたから。泣き濡れた目尻にもキスを贈り目を閉じさせる
適当に身綺麗にしてミロを横たえ自分も横になり 彼をゆっくりと撫でて俺はミロの目覚めを待つ事にした。

「う、…ん。か、のん」
「起きたか?」
ミロは自分を見るとはっとした顔をしてから返事もせずに背を向けた。やがて肩が微かに震え出す
ああ、と思って俺はミロの匂いが強くなった髪に鼻を埋めた。ミロの何処か甘ったるい体臭が堪らなく愛おしい
「泣くな、俺は怒ってないし むしろ楽しかった。気にするな」
「ウソだぁ ひっく、呆れた、ろ」
「今更だ。それに中々興奮したしな ほら、ミロ…」
未だいきり立つ自分をミロの尻に分かるように擦りつける
それにミロがビクッと反応し微かに色っぽい声を出した
「愛している。 なぁ 悪いがもう一度付き合ってくれないか?お前が足りないんだ」
「うん、でもおれ ひっく、もっともっとかのんが欲しい…」
「じゃあ沢山しよう 嫌になってしまうぐらい。離れてた分も愛し合おうか」

思いを確かめるように舌を絡ませ合って 卑猥な体位を幾つも試して。
俺とミロは柔らかな快感を分かち合いながらその日の朝日を受け止めた






(END)






戻る!



改めて読み返して我に返る。人様に贈るようなものじゃないですよね??コレ…
とにかくドエロさそのままに、ギャグテイストを少なめにしたらこんなんなりました(汗)
ceci様、こんなの貰ってくれてありがとうっっ!!そしてここにUPしてごめんよっっ(陳謝)