刹那の衝動 親友からの転落 |
|
今日もこの黄金12宮では、密やかで破廉恥なる遊戯が繰り広げられている そのひとつの出来事を諸君らにこっそりとお教えしようではないか。 今目にしているのは、その輝ける肉体が自慢の黄金の獅子、獅子座のアイオリア 磊落に笑う笑顔は実に男らしく、彼は戦士に好ましく思われる質がある。 そしてまさに今、その餌食にされようとしているのは我らが愛する黄金の蠍、蠍座のミロ。 ミロはその健全な精神とは裏腹に男にも女にも愛を注がれてしまう運命の、整いすぎた美貌と淫蕩なる肉体を持っている。 そんな容姿の黄金聖闘士である2人は今まで親友を貫いていたのだが、それも今日ここまでのようだ。 彼らは組み手をしていたのだが、ついに獅子座のアイオリアが蠍座のミロの美しい姿態に食指を刺激されてしまったようだった。 組み手から、違う手合わせに変更されている 「ア、アイオリアぁ……何をっ……」 「ミロ、お前が悪いのだ…お前がっ…」 アイオリアはその豪腕でミロの柔らかな肉体の抵抗を抑え込むと、飢えた獅子のようにミロの肢体を甘く噛みだした。 必死の抵抗を続けるミロ…彼にはずっと幼少の頃から心寄せる人物がいるので貞操を頑なに守り通したい思いがあるのだが、 生まれたときよりの運命なのか、それとも幼き時より執拗に男に足を開かされた所為なのか 本人の心とは裏腹に身体はひどく淫蕩で感じやすく、合意で無くともすぐに愛撫に溶け出して快楽に耽溺しやすかった。 「あん…あ、あ、…やめてくれッ アイオリア!」 「黙ってろ、…もう感じてるんだろ? ミロ、ここが、こんなだ…」 獅子座のアイオリアは野性的な笑みでミロを揶揄すると、砂の付いた練習着の上からミロの胸元を尖らせた舌で嬲った。 筋肉の窪みをいやらしく舐め回し、ゆっくりと目当ての場所へと近づいていく。 先程揶揄されたようにミロの胸の中程には練習着をぽつりと盛り上げる証があって、 この黄金の蠍がたったこれだけの触れ合いで、悦楽への扉に片足を踏み入れ始めてしまったのが良く分かる。 アイオリアは卑猥な笑みでミロの赤く染まった頬やわななく唇、快感に濡れていく表情をゆっくりと目で味わいながら 舌を見せ付けるようになぞらせ 遂にミロのいじらしく立ち上がった乳頭を舌でつつきだした。 「あ、〜〜〜あうっ、あ、はぁんっ… お、俺達は、あうっ…親友、だろ?リアァ…」 「親友…ははは、ミロ。お前、親友にこんな事されて感じていいと思っているのか?」 視線を得たアイオリアは見せつけるようにミロの甘く尖った乳頭を舌で緩慢に愛撫した。 つん…つん… その卑猥さに遂にミロは常にはない溺れそうな表情でアイオリアを縋るように見る。 もう片方の乳首も物欲しげに硬くしこらせてシャツに目印を与え、腰は快感の予感に早くもおずおずと動かされていた 「おいおい、ミロ これぐらいで流されてしまうのか?そんなに、ココが好きなのか…?」 「あ、あ、やめてくれぇ… ア、アン ああッ …ハ、ァ… だめだぁ〜〜リアァ〜〜〜」 ちゅううう… アイオリアが唇で服の上からゆっくりと乳首を吸った。 その快感に蠍座のミロは泣き濡れて首をいやいやと振りながらも悦んだ。 白いシャツが丸く濡れて、ミロの薄いバラ色の突起がいつもより赤味を増して透けていた それを満足気に眺めたアイオリアは次の突起へと嬲りにかかる。 もちろん、先程したように緩慢な動作でゆっくりとミロの乳首を犯していった。 「アッ ああ〜〜〜〜 やあっ! あうンッ あ、あっ ダメぇ……!」 「ダメ…?もっとだろ、ミロ 乳首ごときでこんなになって、何処まで淫乱なんだ?ええ!?」 もう、抵抗など出来まいと獅子座のアイオリアは片手を外し 乳首にちゅうちゅうと吸い付き弄びながら、ミロのもじもじとすり合わせた内股に手を這わせ出した。 腿を些か乱暴に揉んで筋肉の弾力を楽しむと手を上へ徐々に滑らせ、 遂にミロの欲望に手を辿り付かせるとそそり立ってしまった物を服の上からゆっくりとさすった 「ミロ、ミロ、分かるか、立ってるぞ…ほら、こんな風に。服の上からでも、はっきりと分かる…」 アイオリアがミロの耳元でこっそりといった風に囁いて嬲る。 ミロの形をなぞるように、手をそっと触れていく… それにミロの精神は快感という毒に犯されてしまったようで、 泣きながら、もっとアイオリアの手が触れるようにと腰を動かし自ら快感を追い求め出した だが、意地悪くもアイオリアは手を引きミロの手を掴み上げるとのし掛かりながら顔を覗き込んでミロに言い放つ 「ミロ、欲しいだろ…欲しくて堪らない筈だ。俺が欲しいって言ってくれ…」 はき出せぬ欲望に心を支配された蠍座のミロは、負けてしまった本能のままにこくこくと頷いて見せる そんなミロに満足した獅子座のアイオリアは首を傾けてミロの艶やかな唇を貪って蹂躙し始めた その淡いピンクの柔らかな唇を甘咬みし、真珠の光沢を放つ並びの良い歯を舌で隅々まで舐め付くす。 震える縮こまった舌をつついて快感を呼び起こすと見事誘い出して卑猥に絡ませてはミロの欲望を煽った 「ミロ、俺が好きだと言え… 俺に抱いて欲しいと、はっきりと口に出すんだ」 口付けを離すと深い戯れの証かとろりと銀糸が引いて離れた。 ミロは快感に惚けた顔で、いっそうアイオリアの情欲を誘った だが、それと裏腹にミロは目をそっと背けてアイオリアの願いに答えられぬと無言の返事を返す これに猛る黄金の獅子は、怒りのままにミロの着衣を無理矢理はぎ取っていった。 「この!言えっ…俺に抱いて欲しいと、俺が好きだから抱いて欲しいのだと、言わないかっ!!」 「あ、…あああ! や、めろアイオリアァ〜〜〜〜くうっ…あ、あ、あああッ!」 アイオリアはその守護を受ける獣のごとくめくったシャツから露わになった素肌に乱暴に歯を立てて悲鳴を上げさせた。 下肢の着衣をずり下げるとミロのその可憐で淫乱な穴の中へとグリッと指を一本容赦なく突き立てる 「淫乱め…もう濡れているぞ?さすがサガに調教された躰だ。ひくついて、男を誘っている」 「は、あ、ううッ あうン… りあぁ 何故… こんな事ぉ…」 「分からないのか!?ならば分かるまで教え込んでやるッ…」 性急に二本目を突き刺し、ミロの美穴を指で犯していくアイオリア ぐりぐり押し込んでいくとそこは異物を待ちわびていたように収縮をくり返す。 キツクぎゅうっと強く咥え込み、開けばやわやわと指を包んで蠕動で指を愛撫する ミロの中はアイオリアが言ったようにヌルヌルと濡れていて、 そこは確かに淫乱としか言いようの無いような動きで男の肉棒を待ち望んでいた。 「欲しかろう、ミロ 言えば欲しい物をくれてやる。…どうだ? はは、ここがイキそうじゃないか!言えよッ」 「ああっ ア、ンンンッッッ〜〜〜〜〜〜」 見れば碌にいじられもしなかったミロの前が、いじらしくそそり立ってとろとろと愛液を零していた。 そのふるふると快感を詰め込まれた膨らみをアイオリアが残酷にも指で弾き、ミロは歓喜の声を上げて髪を振り乱す 口は閉じられなくなって涎を零し、目は涙を流しながら焦点が定まらなくなっている。 この乱れ振りにさすがのアイオリアも我慢できなくなったのか、ミロを仰向けにさせ無理矢理シックスナインの形を取った。 「舐めろ…」 「!!」 アイオリアがおもむろに引き出した凶器は大きく硬くそそり立っていて先端がヌラヌラと濡れていた。 そのぬめりでミロのふっくらとした唇を粘液を擦りつけて犯していく それに満足すると了承も無しに口をこじ開けさて無理矢理喉の奥まで突っ込んだ。 ミロはアイオリアのあまりの大きさに目を剥いて苦しがり、やがて乱暴に喉の奥を犯され始めると 恍惚な表情で身体をうち震わせて、いっぱいに快感を吸収しだした。 「ああ…ミロ…お前、なんてヤツだ。こんなにされて感じてしまうなんて…」 獅子座のアイオリアは感嘆のため息を吐いて、極上のミロの粘膜の具合を味わった。 指を三本ねじ込みながら、腰を揺らめかせて止まらなくなりそうな快楽を追って行く その指を突き入れている快感の園も、乱暴な動きまでも悦ぶようにきゅうきゅう締め付けて、まるで自分を待っているようだ。 誰もが夢中になってしまうのが分かる… 獅子座のアイオリアはミロの身体の良さに改めて賛美と感嘆を思った。 腰から甘く痺れ出す快感にアイオリアは耐えられなくなって、惜しみながらも喉を犯す堪らない誘惑を断ち切る ごっそりと喉から引き抜かれる感覚もミロには堪らない快感になったようだ。 ミロがあまりの気持ちよさからか涙を流してアイオリアを幼子のように無心で眺めている 「俺の、大きさを…忘れられなくしてやる……」 「…っ…っ……ぁぅ……リ…ァ………は、アッアッアッッ!!」 うっとりと淫靡で悪魔的に美しいミロの表情 それが獅子の剛直をねじ込まれると卑猥な艶を孕みながら歪んでいった。 「あ〜〜〜〜〜〜〜 …ああっ ああああンッ…」 「どうだぁ…!?良かろう、好きなのだろう…このっ…男の…肉棒がぁッ…」 メリメリと音を立てそうなぐらいの接合だった。 獅子座のアイオリアの凶暴なまでの肉欲の象徴が蠍座のミロの淫蕩にとろけた穴をいっぱいに開かせて犯していく だが、その苦しい筈の挿入にも 慣れてしまったミロの躰と本能は悦楽を貪ろうと蠢きだした。 腰を甘く震わせながら衝撃を和らげるように角度を変えたり、 中程までくわえ込んだアイオリアの猛る剛直をもっと欲しいと強請るように入り口を収縮させる これに堪らず獅子座のアイオリアはずぶずぶと容赦なくその凶悪な凶器で根本まで貫き蠍座のミロを犯しきった。 「全部入ったぞッ!クソッ… ミロぉ…お前なんて躯してやがるッ!!」 そう、ミロの身体はこの世の物とは思えないほどの快楽をアイオリアに与えていた。 アイオリアの大きな猛りをただ飲み込むだけではなく、悦楽の極みのような蠕動で愛撫し包み込む 一種の感動さえ憶えるほどの感覚に翻弄されたアイオリアはたまらず根本まで引き抜き ミロの艶やかに濡れた尻をパアンと思いっきり腰で打ち付けた。 「…あ、あッアアアアアアアア!!!」 そのひと突きの衝撃に、遂にミロの煙っていた欲望が白く弾けて地面に迸った。 ピッ、ピッ、と飛び散ると同時にミロの快感の蜜壷が強く刹那的にわなないてアイオリアの熱情の果てを誘う それに陥落させられたアイオリアは呻きながらミロから引き抜きビクビクとその肉棒を震わせて 熱くねっとりとした花粉をミロの魅力的な隆起を見せつける尻に満遍なく降りそそいだ。 「ミロ… はぁッ どうだ? …もっと、…くれて、やるからなッ…!」 はぁはぁ獣のように息を吐き、ミロを見下ろすアイオリア ミロは終わらぬ快感にうち震えていて、アイオリアの密やかな恋慕と欲望を掻き立てる 涙や涎で濡れている顔はあまりの快楽に情けないほどに卑猥に歪んで嗜虐心を煽り立て 突き出した尻はアイオリアの粘液でぬるりと汚れ犯していた穴が物欲しそうに収縮していた。 アイオリアは崩れ落ちるミロの卑猥さにまたすぐにそこを滾らせる 到底一度では足りない欲望をさらに煽り立てる惨状に息を飲み、仰向けにのし掛かると 硬く凝った己の雄をミロの美肉の中へと潜り込ませた。 「あ、あ、あああッッ やだ、やだぁ…!リア、リアァ… あう〜〜〜、 ひぃ、ぃんッ」 「ミロ、ミロッ こんなにして、…っ …何が嫌だ! この、好き者めッ…!」 「ひぃんっ……ヤダァ……かみゅ、カミュ、助けてぇ… かみゅぅ……」 アイオリアはその言葉に逆上して一層乱暴に腰を打ち付けた。 パンッパンッ…と連続して響く肉がぶつかり合う音はより激しく、まるで早鐘を打つかのように音を高鳴らせていく そしてその音がもたらす淫肉が激しく擦れ合う刺激がミロの堪らなく弱い、 そして堪らなく離れがたくなってしまった、ドロドロの快楽の底へと引き摺り堕としていくのだった。 「俺を、好きだと言えッ ミロォ… 俺がいいだろッ こんなになってるんだッ」 「ヤダァ…リアァ……あっあっああッ……あうっ………や、だぁぁ……」 「…ハ、くそぉッ …好きだと、言ってくれッ リアが、好きだと…言えよッ」 「あ、あ、…う、ウウンッ!…ウンッ…すごッ…いやあ! 〜〜か、みゅ〜〜〜」 まだ呼ぶかと、獅子座のアイオリアはミロのどうしようもなくはしたない花の蕾のような華芯を握りしめて乱暴に擦り上げた。 前も後ろも容赦なく劣情をたたき込まれ、痛いくらいの快感に翻弄された黄金の美しき蠍 蠍座のミロは泣き濡れて身も世もないぐらいの悦楽に身悶えアイオリアの肉体を愛欲の果てへと誘う だが、ミロの心はいつでもただ一人の男を真っ直ぐに思い、その欲望が果てるときまで彼を忘れる事は無かった。 「カミュ、かみゅぅッやだあ!イクッ…い、イっちゃうッ…ィ…あアぁぁアアッッッッ!」 「〜〜〜〜〜ッッ ミロォッ 俺もッ いくッ……!」 ミロが悦楽の蜜液を迸らせた一瞬の後、素早く雄棒を引き抜いたアイオリアははじけ飛ぶ白濁をミロの甘く濡れ墜ちた体にふりかけた ビクビクと震わせるリビドーのままに 髪、顔、赤く色づく胸、震えながら吐き出すミロの淫乱な肉棒に。 極めた快絶の瞬間。お互いの心はすれ違いながらも、肉体は甘美な刺激に酔い合う。 だが、心は悲しみの涙で濡れていた。アイオリアも ミロも。 「ミロ、…ミロ、済まない…だけど……」 お前が好きなんだよ… 縋るようなアイオリアが吐きだした言葉。 それに快感に惚けたままのミロが、余韻を引き摺りながらも獅子に拒絶を叩き付けた 「行けよ…!ぅ、うン… お前はもう…友達じゃ、無いッ」 その言葉に黄金の獅子は悲しみに肩を落とし、その場を未練がましく振り返りながらも去った。 残されたミロもやがてドロドロに快楽に汚れてしまった身体と心を引き摺って自宮へとよろよろと戻っていったのだった。 Fin 読者からの感想 麻呂:これこそ正にヤオイですね…山梨、越智無し、伊美河無し! アヒル:先生のファンになりました!ぜひ次回作は青銅も出して下さいね! 神の化身:子供に悪戯していたような表記があるぞ!!わ、私は絶対そんな事はしていないッ! 神の化身の黒:↑ほう…?本当にそう思っているのか?ふ… 海の弟:エロくていいけどさ、なんでカミュだ?いらねーだろ、この設定。 ぐれいとほーん:先生は難しい表記が多いですね、そしてぶっかけるのが好きなんですね? 女神:言葉攻めが好きなのですね?無理矢理感もヘンタイっぽさも悪く無いですよ?強いて言えば小道具が足りませんでしたね 薔薇夫人:乙女チックだが漢らしい表現がちらっと垣間見える。真性ホモの匂いが漂っているな。 かっぷりコーン:…俺は好きだぞ?次は獅子が犯されているのを頼む 魍魎乙女:つまらぬ。誰も死んでいないじゃ無いかッ! かにかにPi:↑お前は何を期待してんだ!? てーかさ、これ書いてんのぶっちゃけ… 強制終了。次回作をこうご期待!(嘘です) |
…はい、スンマセン。表の和菓子っぽくしてみました。暗そうな、そしてしちめんどくさい表現を出来るだけ使ってやったぜ☆
あまり自分的には獅子×蠍はあり得なく思っているのでここで。続くかどうかは未定ですな
それにしてもFinじゃねーだろ、あれか?ZガンダムのFinのニュアンスか?
まあ書いてて結構疲れましたが…楽しんでいただけたら幸いかと。全国の腐女子なヤオイファンに捧ぐ!